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魔境

Photo こう見えて、けっこうな田舎好きなのです。 休日のヘヴィ・ローテーションは、『京都・丹後』『奈良・吉野』『和歌山・竜神&高野』『姫路・室津』『岡山・牛窓』『広島・尾道』。 GWを前にして行楽地をさがしていらっしゃる方に、ちょっとご紹介を・・・。

奈良県吉野川流域は、なかなかの田舎っぷり。 大迫ダムを見下ろす『入之波温泉』は、膨大な湯量の鉄泉が溢れる、100%かけ流し温泉。 また、役小角が開いた『金峯山寺』や『千本桜』などの観光スポットが点在しているので、じっくりと土地を味わうことができます。

川沿いに少し西走すれば、芸能の神として多くの芸能人が参拝する『天川神社』や、天の川のほとりにある『天川温泉』があり、『天川伝説殺人事件(内田康夫著)』を小脇に抱えて散策することをオススメいたします。

ご存知の方も多いでしょうが、内田氏の作品には十津川警部という登場人物が欠かせません。 同じ名前を持つ温泉(十津川温泉)が、この吉野郡にあります。  温泉地としても有名ですし、『野猿』という川渡しにつかう独り乗りロープウェイや、細~い吊橋などでも有名です。 

「吉野郡にあるんだから、ちょっと足を伸ばせば・・・」と思ったらオオマチガイ!

奈良県吉野郡は和歌山市よりも緯度が低く、橋本市から車で3時間以上走らなければ辿り着くことはできません。 那智勝浦まで約1時間で行けちゃうトコロですから、位置的にはもうドップリ和歌山。 ほぼ、本州最南端!! 吉野郡って、ちょっと広すぎやしませんか?

ナメていると、とんでもない場所へ連れて行かれる、ホントにDeepで怖い奈良県です。 

※ちなみに・・・十津川温泉の近くにある上湯温泉は、これまた魔境。 川沿いにある混浴露天風呂では、「公然わいせつ」なんて関係ないオジサマ達が、全開で歩き回っております(^^;) 

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GW休鍼のご案内

Photo_3 風薫る季節となりましたが、みなさまお元気にお過ごしでいらっしゃいますか?

さて、当院ではゴールデンウィーク期間中、下記の通り鍼療をお休みさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。

  2009年4月29日(水)

  2009年5月3日(日)~6日(水)

  ※休鍼期間は暦通りです。

当該期間中は電話・メールによるお問い合わせ、ご連絡は承れませんのでご了承ください。

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胎動

Photo_2 人生も半ばを過ぎますと、バカバカしいことが少なくなるということを前述しましたが、同じくサプライズも少なくなってきます。

恋人同士だったときはマメにプレゼントをしてくれたりデートに誘ってくれたのに、結婚したら徐々に少なくなってきて、今じゃご無沙汰・・・これが俗に言う「マンネリ」というやつですね。

ドラマティックでエキサイティングじゃなきゃ、生きている面白さがない! 結末の解っているドラマなんて、見ても仕方がないじゃん? そんな声ばかりが神様に聞き届けられ、おかげさまで起伏に富んだ人生を送らせていただいております。

さて、同じく『アンチ・マンネリ派』な仲間が約20名ほどいますが、ボクの39歳の誕生日をサプライズしてくれちゃいました!! ボクが鉄の膵臓を持っていることを知っているみんなが、『御影・高杉』の特大BirthedayCakeを仕込んでくれたので、仲良くワケワケして食べました。 こんな大人数に祝ってもらうなんて、小学生以来かも。 

みんなの声がハートに届き、込み上げるモノ(大食したケーキじゃありません)がありましたが、ソコはおとなの涙捌き。 感涙に咽いでいる場合ではありません!

業界のちょっと先輩として、みんながワクワクできるようなドラマを、たくさん紡いでいこうと思いました。 「前例」も大切ですが、「自分の感性と発想」を大切にしながら、鍼灸に関わるすべての人たちがHappyでいられるように、みんなで新しい扉を開いちゃおうぜ!!

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主よ・・・

Photo このところ、バカバカしいことで笑うことがありません。 バカバカしかったみんなも立派なオトナになり、バカバカしいハプニングなんて身の回りで起きなくなっちゃいましたから。

そんな折に鍼灸師のお仲間が、世間で噂の『聖☆おにいさん』を貸してくれました。 最近、書店に平積みされているので、気になっていた作品の一つです。

ブッダとイエスが下界に降りてきて、ボロアパートに暮らしながら聖人であることを忘れて余暇を過ごすというバカバカしいストーリー。 二人のゆるい感じが、時代にマッチしているようです。 ちょっとインテリなネタ(仏典と聖書)を絡めたあたりが、分別のあるオトナが漫画を読みながら笑ってしまう背徳感をやさしく包んでくれているような・・・。

電車通勤しているビジネスマンが漫画を読みふけっている姿をみて、「いいオトナのくせに・・・活字を読みなさい!」と叱責する人も少なくないようですが、多忙な日常のなかにバカバカしい時間を手軽に楽しんでいるのですね。

主よ、祝福を・・・南無~。

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圧巻

Photo_2 邦題:落下の王国(2006)

監督:ターセム・シン

数ヶ月前に鍼灸師のお仲間さんから紹介いただき、DVDになったら必ず観ようと決めていた作品です。 チラシをチラ見しただけで、もうノックアウト(古っ!)でした。 『ザ・セル』でもいその独特な世界観を映像にしてみせたターセム監督が、再び石岡瑛子(衣装デザイン)と手を組んで、4年間に渡るロケを世界中で敢行した全力投球の作品です。

あらすじは・・・長くなるので割愛しますが、「失意の淵から立ち上がるとき、そこにはいつも誰かの愛がある」ということを思い出させてくれるテーマとなっています。 

とにかく、映像が圧巻! 絵画をつなぎ合わせたように、無駄なカットのない118分。 まるでフェルメールの作品を思わせる深い陰影の描写は、静謐で暗喩的で宗教的なチカラを放っています。

一時期(Travelingあたり)の宇多田ヒカルのPVを吹き飛ばす圧倒的な重量感に、観る者すべてが溜息を漏らすでしょう。 とにかく、Beautifle!!

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薬はクスリ

Photo 以前アトピー(と診断されていました)だった頃はかなりの頻度で『抗アレルギー薬』を服用していましたが、ここ数年は薬要らず。 「アトピーは一生治りません」とDrに言われましたが、おかげさまでIgE抗体の数値は正常範囲をKeepしています。

すごいでしょ、東洋医学!

ところが今年、ついに花粉症デビューを果たしたことで、先月から『抗アレルギー薬』を服用することになりました。 今年デビューを果たした人は、多かったですものね。

このところ、やたらと倦怠感と眠気に襲われるようになりました。 鍼療疲れもさることながら、手足の火照り感やボーッとした感じは、ちょっとおかしい・・・。 そこで、学校へ講義に出掛ける前に、罹りつけの先生に相談に行きました。

「抗アレルギー薬はH1レセプターに反応するのですが、このH1レセプターは脳内にもありまして、服用によって眠気を感じることがあるのです。 ましてや疲労が溜まっている状態ですと、向精神薬を服用したときのような、気だるい感じがするかもしれませんね。」

へェ~、抗アレルギー薬を服用したことで、そんなことがあるんですね。 この時期に倦怠感を感じていらっしゃる花粉症の皆様、もしかすると薬の影響があるのかもしれませんよ。

常服していたアノ頃を思い返すと、目配りや気配りが欠けていたこともあったのでは・・・認識がないけれど、もしそうであったなら少々胸がいたみます(^^;)

健康第一!!

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明日のために

Photo 題名:The Commitments(1991)

監督:アラン・パーカー

アイルランドはダブリンの下町に暮らす若者達が、ソウル・バンドの結成を通じて様々な葛藤を感じ、やがて各々が新しい人生を歩み始めるという青春群像モノ。 ボクがこの「あまり有名ではない作品」に出会ったのは、大学浪人をしていた頃。 街にある小さな映画館に立ち寄った自分の嗅覚と運命に、ニンマリとしたものです。

ジョーイ・ザ・リップ役のジョニー・マーフィー以外、なんと『ザ・コミットメンツ』のメンバーは全員が役者としては素人。 ミュージシャンとしても一流のプロといえるのは、コーラス隊のメンバーの一人マリア・ドイル(『ホットフラワーズ』のメンバー)だけでした。 しかし、そんな彼らが映画を通して本気でミュージシャンを目指してみせたからこそ、そこにリアリティーや勢いが映し出されたのではないでしょうか? 事実この映画のサントラは売れに売れて、ヒットチャートにその名を残したほどです。

未来には何が起きるのかは判らないけれど、とにかく今を全力で楽しむことができれば、自ずと道が開かれるでしょう。 自分の将来に不安と恐れを感じている鍼灸学校の生徒さん達、不況の煽りを喰らってもがき苦しんでいる人達、休みがなくてチョット疲れているボク・・・なにはともあれ、新しい一週間をしっかり楽しみたいものです!

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冷静と情熱

Photo_3

ヨッヘン・リント(1942~1970)

GP出走:62回

優勝回数:6回

ポールポジション:10回

チャンピオンシップ:1回

遅ればせながら、本日付で39歳になりました。 正真正銘の『アラ4』です。

4月18日生まれの有名人といえば、紀宮清子内親王の黒田清子さんや、俳優の宅間伸さんが挙げられますが、個人的には伝説のレーシングドライバー『ヨッヘン・リント』をリスペクトしております。

ドイツに生まれたリントは第2次世界大戦の戦火のなかで両親を失い、生後わずか1ヶ月でオーストリアの親戚に引き取られました。 無鉄砲な性格はレースぶりにも現われ、どんな不利な状況でも全力で走り、不可能を可能にする「決してあきらめることのないファイター」として人気を博しました。 優勝かリタイアかという激しいドライビングで貪欲に勝利に向かって突き進むことから、人々はリントを『タイガー』と呼んだのですが、本当はとても理知的でクレバーな人だったといいます。

1970年のイタリアGPにて、彼が駆るロータスの故障によって急逝してしまうのですが、シーズン半ばにしてその年のチャンピオンシップを手中に収めることとなったということが死後に決定となった、まさに伝説のドライバーです。

ただ無謀なだけではなく、目標に向かって自分の恐怖心や自制心を戦い続けた彼の生き様が、時に観る者の心を熱く揺さぶるのではないでしょうか?

40歳を目前にして、ボクもまだまだ熱く駆け抜けます!!

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全開!!

Photo マイケル・チャン(1974~)

ATPツアー:34勝

ATP自己最高順位:2位

わたくし、今日から朝食をバナナにし始めました。 ダイエットが目的ではありませんから、あえて「遅ればせながら~」という一文を付けませんでした(ささやかな自己主張です)。

このところ、満腹感を得た直後に睡魔が襲ってきます。 コレは東洋医学的にいうところの『脾虚体質』というタイプの特徴でして、お腹が完調ではないために、消化吸収に余分なパワーを必要とされるので眠たく感じるというのです。 そこで、消化が速くてエネルギーに変換しやすい食べ物を考えたところ、バナナだったわけです。

1989年のフレンチ・オープンにて、最年少のシングルス優勝を飾ったマイケル・チャン。 アンドレ・アガシ、イワン・レンドル、ゴラン・イヴァニセヴィッチなどの強豪を相手に、小さな身体でコート内を走り回り、フル・スウィングでストロークを繰り出す姿に多くのファンが勇気付けられたものです。

彼はゲーム間の短い休憩中に、かならずバナナを頬張っていました。 5分ほどのインターバルで栄養補給をしていたからこそ、全力で戦い続けることができたのです。 

侮りがたし、バナナ。

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まずは、自分から

Photo_2 ちょっと忙しすぎて、Blogの更新にまで手がまわりませんでした。 さすがに今日こそは鍼療の合間をぬって、書き綴ってみます。

昨日は季節のお料理で有名な『なかひがし』で、お誕生日会と称して12人の仲間が集まりました。 主役は、知る人ぞ知る中野裕弓さん。 

元・世界銀行の人事カウンセラーで、いまは日本でキャリアコーチング等を通して豊かな人間関係と社会つくりをしていらっしゃいます。 彼女の名前を知らない人も、『もしも世界が100人の村だったら』という本の題名は耳にされたことがあるでしょう? あのお話しを日本に紹介されたのが、中野さんです。

彼女とは15年以上のお付き合いをさせていただいていて、生きていくうえで大切なことを多く学ばせていただいています。 根幹となる考えは「周りをHappyにするためには、まず自分を充たしましょう」というもの。 己を押し殺して「あなたのために頑張っている」とボランティアに従事する人たちの多くが、やがて思い通りの結果に結びつかない現実にむかって「あんなに親切にしてあげたのに・・・」と愚痴をこぼすようになります。

せっかくのボランティアだったのに、それでは誰もHappyにはなれないでしょう?

今週から学校での講義がスタートしたので、悩める後進達からの相談をうけることも多くなりそうです。 卒業間近ともなると将来への不安で押しつぶされそうになるのが常ですが、今年も夢に二の足を踏んでいるみんなの背中を押して差し上げます!

お節介でしょうが、中野さんから教えてもらった生き方を鍼灸業界の後輩達に伝えるのが、ボクの喜びでもあるのです。 来週の火曜日も、楽しみです。

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諭吉と漱石

Photo_2 『定額給付金のお知らせ』がボクの手元にも、ついに送られてきました。 みなさんのお手元にも、届きましたでしょうか? この印刷費用や郵送料で、いくつかの会社は大助かりだったことでしょう。 

さて、この¥12000を何に使いますか? 普段できない何かをするには、ちょっと物足りないように思います。 

京都市内でこの価格・・・イタリアン・フレンチ・中華・割烹で食事、雑貨を衝動買い、漫画をシリーズ全巻オトナ買い。 あるいは『鍼灸Meridian烏丸』? んなワケないか(^^;)

日銀総裁は、この先の景気見通しをまたまた下方修正しました。 下方修正したからって、何かが変わるってものでもないでしょう? 夢を語ろう、夢っ!!

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Hello,Idea

Frisk ウィットに富んだジョークが微笑ましい、『Frisk』のTVCM。 ヨーロッパでスポーツドリンク・シェアを独占する『RedBull』のCMよりも解りやすくて、個人的には好きなテイスト(デイヴ・スペクター的アメリカン・ジョーク)です。

その最新版では、「Hello,Idea」がテーマになっています。 新しいアイデアは、世界を幸せにするという趣旨のショート・ストーリーが、停滞気味な日本の気分に爽やかな刺激を与えてくれているように感じます。

あぁ、なんだか幸せ。

余談ではありますが・・・某医学部の学生さんたちは、テスト期間中の眠気覚ましに『Frisk』を肛門に入れているんだそうです。 まさか、そんな使い方があったとはね(^^; )

Hello,Idea

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花を見るならば

Photo_3 桜を愛でるのであれば、古都・奈良がよろしいかと・・・。 京都の桜にはピシッと色気があり、奈良のそれには清涼感があるように感じます。

何といいますか・・・『藤原紀香』と『本庄まなみ』みたいな違い(^^;)

なかでも、明日香村にある石舞台古墳の桜は、その佇まいからして見ごたえ充分! 街灯のない田舎なので、満月の夜には月明かりによって桜が白く照らし出されて、幽玄な景色が眼前に広がります。 きっと1500年くらい前の人々も、同じような景色を眺めていたのではないでしょうか? 気分は蘇我馬子。

色気のある桜が観飽きた方に、オススメいたします。  

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桜とともに

Photo すっきりと晴れ渡った日曜日、世間はお花見の行楽客で賑わっていましたが、ボクは電車に揺られて或る方の一周忌法要にでかけてきました。

「鍼灸にできることは、治療だけじゃない」と、ボクは方々で発言しているせいか、「美容のための鍼灸なんて、ナンパなことを」と思われていらっしゃる方もいるようです。 どことなく垢抜けた雰囲気の鍼療所が、そのように思わせてしまっているのかもしれません。 実際のところ、アトピー性皮膚炎でお悩みの方が多いので、美容と治療は同じベクトル上にあると感じているのですが・・・実際に現場に居合わせないと、想像できないでしょうね。 いずれにせよ、不徳の致すトコロでございます。

実のところボクはもっと広い意味で、鍼灸を治療という言葉の呪縛から解き放ちたいと思っているのです。

とある粋な趣味人が、癌に蝕まれた身体へのサポートとして鍼灸を選んでくださいました。 生き方に美学が如実に反映された素敵な方で、今でもボクの目指すところでもあります。 そんな患者さんとの出会いが、多くのことに気づかせてくださったのです。

通院していらっしゃった間は『治療』としての鍼をうけてくだり、経過もよく念願だったゴルフにも復帰できるほどでした。 が、検診先の病院で風邪をうつされてから一気に病状が悪化してしまい、入院されてからはお会いするたびに弱っていく姿が痛々しく、脈を拝見するときに触れる肌が徐々に潤いを失っていきました。

「死を免れることはムリだろうけれど、今日を乗り切り、明日を迎えるために・・・。」

鍼灸で末期癌の進行を止められるはずもないであろうと思っていらしたでしょうが、短い間にでも得られる身体の癒しに、いくばくかの安楽を得ていたようです。 鍼を受けると夜がゆっくり寝付けるそうで、ご家族のみなさんからも感謝のお言葉をいただいていました。

結果的に最後となった鍼療を終えたとき、病床から手を振って見送ってくださいました。 聡明な方だったので、すべてを悟っていらっしゃったでしょう。 「これまでありがとう。 もうそろそろ向こう側へ行ってくるよ」と、おっしゃられているようでした。

鍼灸を語るとき、多くの人がその効果を論じます。 「治るのか?」「治せるのか?」と。 その答えは、『Yes』でもあり『No』でもあるように思っています。 西洋医学的に客観的な治療効果を語るのではなく、患者さんが主観的に何を感じるのかを論じたとき、鍼灸の可能性はいわゆる「治療」の枠を超え、広い意味で「生きるサポート」をすることができるのだということを、ボクは故人に教えて頂いたのです。

桜の咲く頃になると、飄々と風のように生きた彼の笑顔が、花吹雪の向こう側に見えるような気がします。

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二匹目のドジョウ

Photo 深夜枠のニュースとしては、異例に人気の高い『NewsJapan』。 なかでも共同テレビのキャスター、滝川クリステル女史のカメラ目線に注目が集まっています。

でも、それってニュース番組の本質とは、一切関係がありません。 が・・・春の番組改編をうけて、女性キャスターがカメラ目線でニュース原稿を読み上げるシーンが、他局でも見られる様になりました。

「情報は美人キャスターという媒介を通して、はじめてニュースという形で消費される?」

報道規制に議論が及ぶと、メディア各社は『言論統制』や『知る権利』という御旗を掲げて、アナフィラキシー的に異論を唱えます。 確かに主張は間違いではないかもしれませんが、なんとも違和感を禁じ得ません。 所詮、報道も娯楽なのか・・・。

他局の報道番組のカタチに影響を与えた、『NewsJapan』のディレクターは「してやったり」ですね。

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優しさは強さ

Photo 先述しましたとおり基本的に野球は観ないのですが、WBCにてMVPを獲得した松坂大輔投手のインタビューに感動したので、ちょっと一言。

決勝戦の最終イニングをダルビッシュが優勝にむけて登板しているとき、チームのみんなはピッチャーマウンドに向かって駆け出す準備(投手を胴上げするために)をしていました。 そのとき、その集団のなかに松坂投手がいなかったのはなぜか? もうすでに出番が回ってこないことを確信しながらもブルペンで投球練習をしていた、藤川投手のところへ行っていたのだそうです。

「チームに戻ればみんな主力選手ですから、WBCで登板する機会に恵まれずに腐ってしまう人もいるんです。 (藤川)球児の態度は、ずいぶんオトナでしたよ。」

表彰の後におこなわれたシャンパン・ファイトのときに、試合に出場することのないブルペン・キャッチャーをみんなで胴上げしました。 彼は高校時代に松坂投手とバッテリーを組んでいてプロ野球の道に進んだものの、思うような成績を残すことができずに現役を引退し、ブルペンで投手達の球を受ける陰の存在。

「どうして彼を胴上げしたのかって? みんな彼に投球を受けてもらっていますから、感謝の気持ちがあったのでしょう。 『侍Japan』はそういうチームだったんですよ。」

「自分は選ばれた人間である」と思いあがることなく、「自分は選んでもらっただけだ」と謙虚に自分をみつめ、表舞台に立っている人だけでなく、陰でチームを支える人や、裏方で頑張っている人たちにも、敬意と思いやりをもつことができる人たちが集まったからこそ、『侍Japan』は各々の繋がりが強いぶれないチームとして、世界の頂点に立つことができたのでしょう。

ちょっと、野球が好きになりそうです・・・(^^;)

 

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湿度

Alma アルバム:『alma』

演奏:七ッ谷ゆみ

感情が揺さぶられると仕事に影響がでるために、鍼療所ではあまりロマンティックな音楽は流さないようにしています。 でも雨が降る日は、朝一番に聴くアルバムを『alma』と決めています。

静かな流れと、僅かな重たさを感じる肌触り・・・染入るような・・・そんな空気を感じたときに、感性を澄渡らせるアルバムです。 森の奥深くに湧き出る小さな泉のような「動き」が感じられ、穏やかな希望が溢れてきます。

一般的に寺社仏閣めぐりには晴天が喜ばれますが、『青蓮院』だけは雨の日をオススメしています。 そんなお天気だからこそ、輝く個性もあるのですね。

七ッ谷ゆみは大阪生まれのピアニストで、「湧いてきたメロディを注意深く繰り返し、指が覚えるまで弾き続ける」という独特な作曲をしています。 「音楽は自分が創造するというよりも、もともと宇宙のどこかにぎっしりと存在していて、表現されることをただ待っている。私はその音の世界とのパイプ、媒体になってみたい」という自身のコメントの通り、音との共鳴を指先に伝えるが如きのサウンドが特徴です。

2004年に谷川賢作氏(作曲家/ピアニスト)の協力を得て、『alma』をデビュー・リリース。 「響きに耳をすますことの出来る音楽家」として絶賛され、クラシックでもジャズでもニューエイジでもない、少し甘くロマンティックで絶妙に耳触りの良い曲を紡いでいます。 

もう京都市内の雨は上がっていますが、今朝は「almaな気分」なのです。

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ハンサムスーツ

Photo 映画『ハンサム☆スーツ』は、ご覧になりましたか? 今夜TVで単発ドラマ版を放映していたので、カスタードプリンを作りながら観ました。

コンプレックスを抱えた三枚目の男が二枚目に変身し、再び現実に帰るとき・・・男は何を感じ、そこに何が残るのか?

「人はルックスじゃなくて、中身で勝負!」といわれますが、約7割の日本人は相手の評価を第一印象で決めるというデータもあります(西洋人の場合は約6割)。 言っているコトとやっているコトに、ずいぶんとギャップがありますね。

「40歳になると、その人の生き方が顔に出る」といいます。 とどののつまり、内面と外観が乖離し続けられるはずがないということなのでしょう。 今月39歳になるボクは、いよいよ自分の顔に生き方を映し出す用意をしなくてはなりません。

しかし・・・谷原章介(主演)って、つくづくハンサムですねェ。 ちょっと入れ替わってもらえないッスかね?

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