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美女たちと野獣たち

Photo 先頃の休日をつかって、久しぶりに観劇に出かけました。 お目当ては、劇団四季による『美女と野獣』です。 アカデミー受賞映画を観に行かないような天邪鬼のボクは、あまりにも有名なディズニー作品であるこの作品について、あらすじすら知りませんでした。

よって、先入観は0%

傲慢に育てられた王子が、その無慈悲な行動のために魔法をかけられて、醜い野獣と化してしまう。 誰かを愛し、誰かに愛されなければその魔法は解けないのだが、タイムリミットは一輪のバラの花びらが散ってしまうまで・・・。

その王子が住む城がある森の外には、ひとつの小さな村があり、そこには変わり者の発明家が住んでいた。 その娘は、読書に耽り空想を楽しむ『夢見る夢子ちゃん』。

ひょんなコトから二人が出会ってしまうのだが、果たして魔法を解く鍵となるのはその娘なのか?

劇団員の体調を任せていただいていますが、まァ皆さん見事にガタガタの身体をしています。 「昼公演で捻挫をしたんだけど、夜公演でも踊れるようにして欲しい」とか「衣装が15kgあるんだけど、肩こりは治る?」とかムチャなオーダーばかり。

でもみんな舞台の上では、最高の笑顔で歌い踊っています。 100%を踏み越えないギリギリのところで、毎日完全燃焼を続けているんですね。 そんな彼らの姿を見ていたら・・・何事もなく千秋楽を迎えられるように、身体の使い方や地方巡業というライフスタイルをちゃんと考えながらケアを組み立てようと思うのです。

そして、ボクも毎日を完全燃焼! 鍼灸院での鍼療も、学校での講義も、どちらもライブだと思います。 流れ作業的にルーティン・ワークをしているだけじゃ、作業を終えたという事実の抜け殻が転がるだけで、夢も希望も感動も生まれないでしょう。

期間内にもう一度観劇にでかけて、元気をもらってきます♪

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熟成~『樫本大進』

4106122221 まだボクが東京で修行中だった頃、さる方のご紹介でヴァイオリンのソロ・リサイタルを聴きに出かけたことがありました。

ステージに現れたヴァイオリニストは、まだ少年の面影を残した日本人。 何を弾いたのかは記憶に無いのですが、確かデビューアルバムのツアーだったような気がしますから、ベートーベンのヴァイオリン・ソナタやプロコフィエフのソナタだったはずです。

すでにその頃には、名だたるコンクールで優勝を重ねていたほどの腕前でしたから、下手なはずもありません。 若さゆえの力強さやスピード感が溢れ、聴く者のハートを鼓舞するような味わいでした。 事実、演奏後のスタンディングオベーションは社交辞令的なソレではなく、心からの拍手喝采でした。

が、笑えるほどに力の抜けた演奏をする服部譲二氏が好きだったボクにはちょっと音が若すぎたので、それ以降彼の演奏を耳にすることがなかったのですが・・・ついにきましたね、『ベルリン・フィル』のコンサートマスター内定!!

これを機会に、彼の音を改めて聴いてみようかと思っています。 あれから10年経って、彼の奏でる音楽がどれほど芳醇に熟成されたのか楽しみです。

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ゆとり、あそび、粋。

Photo 指先の感覚を大切にする鍼灸師としましては、ゴルフと弦楽器は控えたい・・・と言われておりますが、こっそりと三味線をしております。

まだ学生だった頃、学校を自主休講にして祇園の巽橋にあった小さなうどん屋さんに足しげく通っておりました。 まだ日が高い時間帯の花街には人影もまばらで、三味線のお稽古の音がふわりと耳に漂ってくる・・・そんなスッピンの祇園に、妙な色気を感じたものです。

ずいぶんとクラシックを愛聴しておりますが、いざ楽器を手にする段になって何故か三味線を手にしたのには、そんな若い頃の刷り込みがあったことが理由なのかもしれません。

師範や免状が欲しいわけではなく、ただ三味線を楽しみたかったので、とある方にご紹介いただき、その花街ではNo1の腕の持ち主という芸者さんの下につきました。

先日のお稽古のときに京都の華やかな昔話を聞かせて頂いたのですが、締めくくりに一言・・・「なんでもキッチリやりすぎると、自分も周りもしんどくなってギスギスしますやろ? 適当に遊びをつくっておくことが、豊かさやと思うんどす」

いろんなモノを見て来た人の言葉には、含蓄がありますな。 その遊び加減にこそセンスが問われるので、遊び上手になることが一番難しいことであるものよ。 と思う、今日この頃です。

ちなみに、亡くなられた鍼の大師匠は、某都知事に「いなせな鍼をする」と評されていました。 いなせな鍼・・・う~ん、わからん。

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